- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 最近の米国経済・金融動向 ~利上げに揺れる米経済
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
<米国経済の動き>
- 1-3月期実質GDPが4.4%と2四半期連続で4%台の成長率が続き、昨年7-9月期に8.2%と20年ぶりの高成長を見せた以降も、米国経済が堅調な成長下にあることを示した。回復の遅れが懸念された雇用も、3・4月と2ヵ月連続で大幅増となり、景気は持続的成長への条件を整えつつある。こうした中、原油価格の上昇がガソリン価格を押し上げ、また、コア物価指数が底離れの動きを見せており、インフレ・利上げの動向が注目される局面となっている。
<米国金融市場の動き>
- FRBの利上げがほぼ確実視される状況下、長期金利(10年国債)の想定フェアバリューについて、我々が設定していた「3%半ば~4%、当面は4%中心」との見方を維持するのは困難であり、現状では「5%前後」に想定水準を引き上げる必要があろう。
- しかし、米国経済がフル稼働から程遠い状況では、10年国債利回りが5%を継続的に上回る状態は見込みにくく、依然として長期金利の上昇余地が限定的であるとする見方に、大きな変更はない。イールドカーブ形状から見ても、引き続き長期ゾーンにバリューを見出すことが可能だ。
(2004年05月28日「Weekly エコノミスト・レター」)
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
熊谷 潤一
新着記事
-
2025年03月14日
噴火による降灰への対策-雪とはまた違う対応 -
2025年03月14日
ロシアの物価状況(25年2月)-前年比で上昇が続き10%超に -
2025年03月14日
株式インデックス投資において割高・割安は気にするべきか-長期投資における判断基準について考える -
2025年03月13日
インド消費者物価(25年2月)~2月のCPI上昇率は半年ぶりの4%割れ -
2025年03月13日
行き先を探す“核の荷物”~高レベル放射性廃棄物の最終処分とエネルギー政策~
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【最近の米国経済・金融動向 ~利上げに揺れる米経済】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
最近の米国経済・金融動向 ~利上げに揺れる米経済のレポート Topへ