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- 最近の米国経済・金融動向 ~利上げに揺れる米経済
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<米国経済の動き>
- 1-3月期実質GDPが4.4%と2四半期連続で4%台の成長率が続き、昨年7-9月期に8.2%と20年ぶりの高成長を見せた以降も、米国経済が堅調な成長下にあることを示した。回復の遅れが懸念された雇用も、3・4月と2ヵ月連続で大幅増となり、景気は持続的成長への条件を整えつつある。こうした中、原油価格の上昇がガソリン価格を押し上げ、また、コア物価指数が底離れの動きを見せており、インフレ・利上げの動向が注目される局面となっている。
<米国金融市場の動き>
- FRBの利上げがほぼ確実視される状況下、長期金利(10年国債)の想定フェアバリューについて、我々が設定していた「3%半ば~4%、当面は4%中心」との見方を維持するのは困難であり、現状では「5%前後」に想定水準を引き上げる必要があろう。
- しかし、米国経済がフル稼働から程遠い状況では、10年国債利回りが5%を継続的に上回る状態は見込みにくく、依然として長期金利の上昇余地が限定的であるとする見方に、大きな変更はない。イールドカーブ形状から見ても、引き続き長期ゾーンにバリューを見出すことが可能だ。
(2004年05月28日「Weekly エコノミスト・レター」)
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