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金融・為替市場の動き/最近の米企業行動と社債スプレッド
熊谷 潤一
総合政策研究部
研究理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任 矢嶋 康次
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<今月の日銀ウォッチ>
- 円高が進行しているが、日本経済への強気の見方が市場で強まっている。日銀内部でも追加緩和の勢力図が少しずつ変化しているようだ。
- 4月8、9日の決定会合で追加緩和はないと予想する。ただし米国の雇用統計発表(2日)を受け、直前に株安と円高の同時進行となった場合には、空気が一転する可能性は残る。
<金融・為替市場の動き>
- 新年度以降も株高が続くとの見方は強いものの、基本的に金融政策が引締めに転じる可能性はないと思われることから、長期金利(10年国債利回り)は引き続き1%台前半を中心としたレンジ推移を続けよう。
- 米国にはドル安志向を続ける材料が多数存在していることや、対外収支格差などがドルの上値を限定的なものとすることから、今後とも円高・ドル安圧力が継続的にかかり、介入がそれを食い止める、といった構図が続くことになろう。
<今週のトピックス:最近の米企業行動と社債スプレッド>
- 米国社債市場では昨年、マクロ・ミクロ・需給などのプラス要因を背景に、格付け間のスプレッド縮小が急速に進んだ。
- 仮にミクロ的側面が今後ともスプレッド縮小の支援材料になるとしても、社債市場が「ベストシナリオ」をスプレッドに相当織り込んでしまった分、「スプレッド自体に含まれる投資価値は、あまり残されていない」と見るのが、順当な考え方であろう。
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