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2004年02月13日
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<失業率の低下を妨げる雇用のミスマッチ>
- 完全失業率は2年6ヵ月ぶりに5%を下回ったが、有効求人倍率など他の雇用関連指標と比較すると、改善の遅れが目立っている。
- これは、景気が回復して労働力需給が改善しても、構造失業率の上昇により失業率が下がりにくくなっているためである。
- 構造失業率の高止まりには、労働力需給のミスマッチの問題が大きく影響していると考えられる。今回の景気回復局面においては、求人・求職間における地域、職種、年齢のミスマッチがいずれも拡大している。
- 失業率を本格的に低下させるためには、需要不足解消に向け景気回復を持続させるのみならず、雇用のミスマッチを縮小させるような取り組みが重要である。
(2004年02月13日「Weekly エコノミスト・レター」)
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経歴
- ・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職
・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員
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