- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 米国経済・金融動向:ジョブレスリカバリーの続く米経済
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
<米国経済の動き>
- 7-9月期の反動で落ち込みの予想された10-12月期GDPは、自動車販売の持ち直しや堅調なクリスマスセールによる消費の回復等から、堅調な数値となりそうである。
- 実際、2004年に入ってから発表された指標は順調な景気の持続を示すものが多く、特に消費者マインドや製造業の企業センチメントの改善には急速なものがある。一方、雇用の増加は予想外の横ばいに留まり、2ヵ月連続で市場の失望を招いたことになり、その動向に注目が集まっている。
<米国金融市場の動き>
- 90年代末に積み上げた過剰債務と余剰雇用の整理を進めるとともに、政策効果による内需底上げやドル安によって、米企業の収益環境は改善した。最近の米株高の背景に、こうした企業を取り巻く環境改善が続いている点は、見逃せないだろう。
- しかし、予想PERが徐々に割高の域に押し上げられつつあることや、株価発行総額のGDP比が1997年以降の「根拠なき熱狂」水準にまで上昇していることなど、将来期待を先取りした株高の度合いが強まっている点については、注意を要する。
(2004年01月23日「Weekly エコノミスト・レター」)
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
熊谷 潤一
新着記事
-
2025年08月14日
ロシアの物価状況(25年7月)-総合指数は前年比8%台まで低下 -
2025年08月13日
インド消費者物価(25年8月)~7月のCPI上昇率は+1.6%、食品価格の下落が続き8年ぶりの低水準に低下 -
2025年08月13日
企業物価指数2025年7月~国内企業物価は4ヵ月連続で伸びが縮小~ -
2025年08月13日
英国雇用関連統計(25年7月)-週平均賃金は前年比4.6%まで低下 -
2025年08月12日
東京オフィス市場は賃料上昇継続。宿泊需要は伸び率が鈍化-不動産クォータリー・レビュー2025年第2四半期
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【米国経済・金融動向:ジョブレスリカバリーの続く米経済】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
米国経済・金融動向:ジョブレスリカバリーの続く米経済のレポート Topへ