- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 金融・為替 >
- 金融政策 >
- 金融為替市場の動き~夏場にかけて懸念される景気後退下の円高
2001年05月02日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
<金融為替市場の動き>
- 4月26日に日銀が発表した「経済・物価の将来展望とリスク評価」によると、2001年度の消費者物価(除く生鮮食品)の見通しは前年比▲0.8~▲0.4%とされている。当面デフレ状況が続くことを政策当局が見込んでおり、量的金融緩和が長期化する可能性が高い。
- 円ドルレートは構造改革進展への期待先行で円買いが進んでいるが、構造改革を進展させる上で今後デフレ圧力が高まることは不可避であること等から、120円/ドル台前半から半ばでのもみ合いの展開を予想する。
<今週の焦点:夏場にかけて懸念される景気後退下の円高>
- 輸入減少により夏場にかけて貿易黒字が拡大基調に転ずることが想定され、景気後退下の円高が懸念される。
- このような円高によるデフレ圧力を回避するためには、夏場にかけてもう一段の金融緩和措置発動への圧力が高まるであろう。
(2001年05月02日「Weekly エコノミスト・レター」)
このレポートの関連カテゴリ
岡田 章昌
新着記事
-
2025年11月07日
フィリピンGDP(25年7-9月期)~民間消費の鈍化で4.0%成長に減速、電子部品輸出は堅調 -
2025年11月07日
次回の利上げは一体いつか?~日銀金融政策を巡る材料点検 -
2025年11月07日
個人年金の改定についての技術的なアドバイス(欧州)-EIOPAから欧州委員会への回答 -
2025年11月07日
中国の貿易統計(25年10月)~輸出、輸入とも悪化。対米輸出は減少が続く -
2025年11月07日
英国金融政策(11月MPC公表)-2会合連続の据え置きで利下げペースは鈍化
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【金融為替市場の動き~夏場にかけて懸念される景気後退下の円高】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
金融為替市場の動き~夏場にかけて懸念される景気後退下の円高のレポート Topへ










