- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- アジア・新興国経済 >
- アジアの再生は本物か?
■intrduction
通貨危機前の水準を回復した生産
アジアは、いま、通貨・金融危機の傷痕から急速に回復しつつある。金融面での改革は道半ばだが、経済面に限っては急回復したという印象が強い。韓国・タイ・インドネシア・マレーシア・フィリピンの5ケ国の実質GDP成長率は、98年は軒並みマイナスだったが、99年はすべてプラスに転じたようである。特に、韓国は10%成長と目覚しい回復で、タイ・マレーシア・フィリピンの3ケ国も4%前後の成長を達成する見込みである。急激な落ち込みの後の回復期だから、見た目の成長率が高くなっている面はあろう。しかし、経済活動の水準の点でも、インドネシアを除けば、おおむね通貨危機以前の生産水準に戻っている。
問題は、こうした現状を正常な成長軌道への復帰とみなしうるかどうかであろう。
石川 達哉
研究・専門分野
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年03月03日
インド経済の見通し~制限緩和と感染改善を受けて3期ぶりのプラス成長、今後はワクチン普及につれて景気回復が安定的に(2020年度▲7.4%、2021年度+10.1%) -
2021年03月03日
コロナ禍におけるアイドルの握手会の変化 -
2021年03月03日
20年を迎えた介護保険の再考(22)感染症対策や災害対策-新型コロナ禍や豪雨で課題浮き彫りに、2021年度改定で焦点に -
2021年03月03日
受託者責任とステークホルダーの理解 -
2021年03月03日
年金資産の期首・期末残高調整表から読み解く年金資産運用
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2021年01月21日
News Release
-
2020年10月15日
News Release
-
2020年07月09日
News Release
【アジアの再生は本物か?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
アジアの再生は本物か?のレポート Topへ