- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- アジア経済 >
- 最近のアジア通貨の動向
■目次
1. はじめに
2. アジア通貨不安の予兆
3. アジア通貨不安の発生と拡大
4. 1930 年代世界大恐慌
5. おわりに~今後の展望
アジアは一般に、東は日本、北はシベリア、南はインドネシア、西はトルコ・アラビアにわたる地域を意味し、世界人口の2分の1以上を占める。このうちここで「東アジア」と呼ぶのは、中国、NIEs(韓国、台湾、香港、シンガポール)、ASEAN4(フィリピン、タイ、マレーシア、インドネシア)である。この「東アジア」が、経済の観点から近年とりわけ世界の注目を浴びていたのは、過去数十年にわたる高成長の持続のためである。アジアでは、1960年代にNIEs、80年代にASEAN、90年代にベトナム等も高成長経路へ移行、93年には世界銀行が「東アジアの奇跡(THE EAST ASIAN MIRACLE)」と題するレポート発表し、話題を呼ぶに至った。しかし最近になって、世界銀行のステイトメント「東アジアの『奇跡』は終わったのか?(IS THE EAST ASIAN “MIRACLE”OVER?)」などに見られるように、東アジアの経済が今後も高成長を持続しうるのかについて多くの議論が交わされている。とりわけ、97年7月以降世界経済に深刻な影響を及ぼしているアジア通貨不安は、現在においても各地でくすぶり続け、東アジア経済の先行きを不透明にしている。以下では、最近のアジア通貨不安の発生・拡大の流れを整理していきたい。
(1998年01月25日「基礎研マンスリー」)
このレポートの関連カテゴリ
牛越 博文
研究・専門分野
牛越 博文のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
1998/01/25 | 最近のアジア通貨の動向 | 牛越 博文 | 基礎研マンスリー |
1997/03/01 | アジア経済の中の沖縄と台湾 | 牛越 博文 | 調査月報 |
1996/07/01 | フィリピン経済の動向-望まれる構造改革- | 牛越 博文 | 調査月報 |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年07月26日
職場における温度、匂い、音等は、どういう人がシンドイと思っているのか -
2024年07月26日
米GDP(24年4-6月期)-前期比年率+2.8%と前期から大幅上昇、市場予想の+2.0%も大幅に上回る -
2024年07月26日
お金の流れでみる日本経済 -
2024年07月25日
消えた580兆円~住宅投資をしても残高の増加は限定的~日本の住宅投資はなぜ「資産化」しないのか~ -
2024年07月24日
中国経済の現状と注目点-好調は持続せず、不動産不況と貿易摩擦で弱り目に祟り目の中国経済
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【最近のアジア通貨の動向】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
最近のアジア通貨の動向のレポート Topへ