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年初来の日本株急落で、年金基金にとり今年度決算見通しが厳しくなっているものと思われる。
もとより、運用環境については、1つの確定的なシナリオに賭けるのでなく、確率的に考える方向にはあるが、えてして、平均や最良のケースを想定し、最悪のケースには目をつぶりたいのが人情であろう。
結果論だが、生保一般勘定の保証利回り(2.5%)が、国債利回りと比べて、魅力的な水準になるかもしれない。しかし、環境悪化に強い生保一般勘定とて「打出の小槌」ではない。好環境の時に、保証のために必要な財源(オプションでいうプレミアム)を内部留保して配当するから保証が可能になる。
区分経理下で初の決算を迎える生保一般勘定の配当方式に関心が高まっている。透明で納得のいく方式の提示が前提であるが、中長期的な視野に立ち、「安全性資産」として生保一般勘定の活用を図るべきではなかろうか。
(1997年03月01日「ニッセイ年金ストラテジー」)
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