- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 注目される生保一般勘定の配当
1997年03月01日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
年初来の日本株急落で、年金基金にとり今年度決算見通しが厳しくなっているものと思われる。
もとより、運用環境については、1つの確定的なシナリオに賭けるのでなく、確率的に考える方向にはあるが、えてして、平均や最良のケースを想定し、最悪のケースには目をつぶりたいのが人情であろう。
結果論だが、生保一般勘定の保証利回り(2.5%)が、国債利回りと比べて、魅力的な水準になるかもしれない。しかし、環境悪化に強い生保一般勘定とて「打出の小槌」ではない。好環境の時に、保証のために必要な財源(オプションでいうプレミアム)を内部留保して配当するから保証が可能になる。
区分経理下で初の決算を迎える生保一般勘定の配当方式に関心が高まっている。透明で納得のいく方式の提示が前提であるが、中長期的な視野に立ち、「安全性資産」として生保一般勘定の活用を図るべきではなかろうか。
(1997年03月01日「ニッセイ年金ストラテジー」)
このレポートの関連カテゴリ
新着記事
-
2025年11月10日
「推し」とは何なのか(1)-「推し選」に対して思うこと -
2025年11月10日
グローバル株式市場動向(2025年10月)-米主要テック企業の好業績などから上昇が継続 -
2025年11月10日
米関税政策がもたらすインフレ圧力-9月CPIにみる足元の動向とリスク要因 -
2025年11月10日
中国の物価関連統計(25年10月)~コアCPIの上昇率が引き続き拡大 -
2025年11月10日
ブラックフライデーとEコマース~“選ばない買い物”の広がり-データで読み解く暮らしの風景
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【注目される生保一般勘定の配当】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
注目される生保一般勘定の配当のレポート Topへ










