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■見出し
1.はじめに
2.寡占状況にある現在のメディア産業
3.普及率は高いが脆弱なテレビ業界
4.RAY-TVの導入に熱い期待、しかし既存メディアの反対による発展の遅れ
5.オーストラリアでのRAY-TV構想の経緯
6.結びにかえて
■はじめに
今オーストラリアでは、RAY-TV(有料テレビ放送)が新聞紙上を賑わせ、ホットな話題となっている。オーストラリアのメディアが少数のメディア王ともいいうる人々の独占状態にあることや、メディア管理に関する政治上の微妙な問題、PAY-TVの将来の応用範囲の広さ、これまで存在しなかった新しい産業か起こることへの興奮といったことがその背景にあると言えよう。
最近、RAY-TV放送開始に向けて、衛星放送ライセンスの入札が行われたが、政府の手続きのまずさに、多くの入札批判を浴びせられ、一時はコリンズ運輸通信大臣の辞任問題までもが取りざたされた。
そこで、この複雑で混乱気味なRAY-TV問題を理解するため、オーストラリアのメディア産業の現状とRAY-TVを巡るこれまでの経緯を振り返ってみたい。
(1993年08月01日「調査月報」)
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ブルース・ロバートソンのレポート
| 日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 1993/08/01 | 有料テレビ放送の夜明け前 -オーストラリア事情 | ブルース・ロバートソン | 調査月報 |
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