1992年02月01日

中国の証券市場について

桂田 孝司

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■見出し

1.はじめに
2.中国の有価証券の種類
3.中国の債券発行の背景
4.有価証券流通市場の整備
5.中国の株価市場
6.おわりに

■はじめに

中国では1979年から開始された経済改革に伴い1981年に国庫券(国債の一種)の発行が22年ぶりに再開された。その後、有価証券の種類は国債(国庫券、国家重点建設債券、国家建設債券、財務債券、基本建設債券、保値公債、特種国債)、企業債券(地方企業債券、重点企業債券、企業短期債券、企業内部債券)、金融債券そして株式とその数を増し、1990年末までに発行された各種有価証券額は1,914.5億元(1元=約24円)に達し、1990年の国民収入との比較では13.3%を占めるに至っている。

また、1990年12月には新中国成立後初の証券取引所が上海に設立され、1991年7月には経済特別区深?にも証券取引所が設立されるなど流通市場整備の実験も着実に進んでいる。さらに、1991年12月には外国人向け株式(B株)が上海で発行され、深?でも同様の株式発行が計画されるなど証券市場の改革・開放はここ1、2年で一気に加速された観がある。

そこで、本レポートでは1981年の国債発行再開から現在に至るまでの中国の証券市場をまとめてみた。

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