1991年03月01日

最近のアジア各国の経済、産業動向

熊坂 有三

窪谷 治

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■見出し

1.韓国
2.台湾
3.タイ
4.香港

■はじめに

近年、アジア各国は工業化の進展によって著しい経済成長を遂げており、世界経済における地位も年々向上してきている。これはひとえに安価な労働力と、各国政府当局の積極的な産業振興政策や外資の導入によるものである。

ただ、経済、産業の成長過程にあって、いずれの国もこれまでわが国が経験したようなインフレ、賃金上昇、労働力不足、地価高騰、交通渋帯、公害問題といった共通の課題を抱えていることも事実である。

この度、アジア各国の主要研究機関等にヒアリングを行う機会があったので、その結果も跡まえて各国の経済、産業動向や今後の見通しについて簡単に報告したい。

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