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■見出し
1.はじめに
2.アメリカでの金融保証業務
3.日本における金融保証業務
4.金融保証業務の考え方
5.おわりに
■はじめに
現在、金融制度調査会、証券取引審議会、保険審議会において金融制度に関わる審議が行われている。1950年前後に確立された金融制度の骨組みがあちこちで時代の流れにそぐわなくなっており、その修理と新設が審議の大きな目的である。
ここでは、残されている検討対象の一つとして、「金融保証業務」を考えてみたい。金融保証業務は、まだ日本では本格的な発展を示していないが、アメリカでは金融の証券化とともに成長し、注目を集めるようになっている。また、新たな法的な基盤整備の必要性が監督当局によって強調され、いくつかの州では金融保証保険法が立法化された。日本においても、今後の証券化の状況と金融技術の発展、リスク意識の高まりにともない、金融保証業務の環境整備の問題が俎上に載ることも十分に想定される。
本稿では、最初にアメリカでの金融保証業務の現状と規制の動きを述べ、次に日本での状況を概観し、最後に日本で環境整備を行う場合の考え方について私見を提示したい。
(1990年06月01日「調査月報」)
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川北 英隆
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