- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 紙パルプ産業をとりまく環境変化
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■見出し
はじめに
1.重複して現れた需要増加要因
2.今後の紙需要
3.資源保護問題の高まり
4.問われる国際展開力
おわりに
■はじめに
ここ数年、わが国の紙需要が伸びている。紙の国内出荷は'82年以来'89年まで8年連続で増加しており、特にこの2年間は経済成長率を大幅に上回る伸びを示している。こうした需要増を追い風に各メーカーでは設備の新増設が活発化し、昨年より相次いで新鋭設備が稼働している。
この紙需要の増加は、単に景気拡大により各需要分野の活動水準が高まっただけでなく、今回の景気拡大の特徴である構造転換や情報化・高度化が紙需要に好影響をもたらしているためと思われる。反面、世界的な拡がりをみせている環境保護運動の高まりが原材料供給の不安定化や紙ごみの急増の形となって業界に課題を投げかけている。ここでは最近における紙パルプ産業の需要構造変化の動きを総括するとともに、資源保護問題と国際展開の動向について検討してみた。
(1990年05月01日「調査月報」)
このレポートの関連カテゴリ
小野 正人
小野 正人のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
1998/01/25 | 拡大する卸電力発電事業 | 小野 正人 | 基礎研マンスリー |
1997/03/25 | 起業家経済の発展と中小企業 | 小野 正人 | 基礎研マンスリー |
1994/10/01 | 日本企業の収益構造調整 -現状と展望 | 小野 正人 | 調査月報 |
1991/11/01 | 90年代の企業金融 ― 資金需給のシミュレーション ― | 小野 正人 | 調査月報 |
新着記事
-
2025年05月02日
金利がある世界での資本コスト -
2025年05月02日
保険型投資商品等の利回りは、良好だったが(~2023 欧州)-4年通算ではインフレ率より低い。(EIOPAの報告書の紹介) -
2025年05月02日
曲線にはどんな種類があって、どう社会に役立っているのか(その11)-螺旋と渦巻の実例- -
2025年05月02日
ネットでの誹謗中傷-ネット上における許されない発言とは? -
2025年05月02日
雇用関連統計25年3月-失業率、有効求人倍率ともに横ばい圏内の動きが続く
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【紙パルプ産業をとりまく環境変化】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
紙パルプ産業をとりまく環境変化のレポート Topへ