2019年03月26日

保険・年金商品のコストと収益性に関する報告書の公表(欧州)-EIOPAによる初の試作的報告書

保険研究部 主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任 安井 義浩

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■要旨

欧州委員会は、欧州監督機構に対し、投資型保険商品のコストとパフォーマンスを、定期的に開示するよう要請している。これに関してEIOPAは、保険会社の協力を得て、2019年1月に初の試験的な報告書を公表した。現時点では、商品性(配当、リスク、最低保証など)が多岐にわたることや、情報が限られていることから、充分な比較情報を提示するには至っていないが、今後、比較のためのデータの定義を明確にすることや、情報収集体制をさらに整備することなど、さらに検討が進められる。

■目次

1――保険・年金商品のコストとパフォーマンスの公表要請について
  1|当報告書の公表要請(欧州委員会から欧州監督当局へ)
2――報告書の内容
  1|対象となる保険、年金商品の範囲
  2|国別の保険規模や、分析対象など
  3|報告されたコストとパフォーマンスの概要
3――おわりに
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保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩 (やすい よしひろ)

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴
  • 【職歴】
     1987年 日本生命保険相互会社入社
     ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
     2012年 ニッセイ基礎研究所

    【加入団体等】
     ・日本アクチュアリー会 正会員
     ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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【保険・年金商品のコストと収益性に関する報告書の公表(欧州)-EIOPAによる初の試作的報告書】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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