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クアラルンプールのオフィス市場 ~高水準の新規供給が続くも投資機会が拡大~

増宮 守
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<要旨>
- マレーシアは、1人当たりGDPなどの数値から経済成熟度は比較的高いといえるが、人口動態からみた長期経済成長への期待も大きい。
- 首都のクアラルンプールは政治経済の中心で最大の都市であり、オフィス市場規模も大きい。主なオフィスエリアは中心部のKLCC、新たに開発されたKLセントラルやミッドバレーなどで、周辺部や郊外のクランバレーにも広がっている。
- オフィス需要は拡大しているものの、新規供給も多く賃料は伸び悩んでいる。今後の建設計画を勘案すると当面は賃料の上昇が見込みづらい。テナント企業はエネルギー業種の比率が高く、賃料負担力の高い金融機関の比率が小さいことも賃料の抑制要因とみられる。
- クアラルンプールでは自動車が主な通勤手段で、鉄道駅からのアクセスを重視する東京とはオフィス評価のポイントが異なる。
- 不動産投資市場は海外企業にとって比較的開放的であり、REITも含めて今後の投資機会拡大が期待できる。マレーシア経済の長期的な成長を見据えた投資機会の追及は有効と考えられる。
(2013年09月03日「不動産投資レポート」)
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