- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 年金 >
- 企業年金 >
- 欧米諸国の年金事情~隣の芝生は青いか~ 第3回=イギリス編=
■見出し
1――イギリスの年金制度
2――公的年金 ~先進国の中ではスリムな制度~
3――年金クレジット ~少しユニークな制度~
4――企業年金 ~相次ぐ制度の縮小~
5――ステークホルダー年金 ~伸び悩んだ加入者数~
6――新たな制度の導入
7――公的年金統合の動き~得する人と損する人~
8――おわりに
■introduction
華やかだったロンドンオリンピックを通じてイギリスに親しみをもった人は多いのではないでしょうか。勝者は勿論のこと、敗者に対しても温かい拍手を送るシーンが数多くみられました。成熟した国のあり方を世界に示したと思います。
ところで、「ゆりかごから墓場まで」というフレーズの生まれた国もイギリスです。最近でこそ、この言葉を耳にする機会が減ってしまいましたが、イギリスはもともと社会保障の充実した国としても知られていました。そしてこの考え方は多くの国の社会保障のあり方に影響を与えてきました。しかし、手厚い社会保障制度は大きな財政負担につながり、1970年代には政治問題にもなりました。
そこに登場したのが「鉄の女」サッチャー元首相です。その在任時代(1979年~1990年)には社会保障政策の大幅な見直しを進めました。こうした流れのなかで年金制度もめまぐるしく変化をし、その複雑さは日本の比ではないという意見もあります。ここ数年はその複雑な制度を改めようとする動きが強まり、今年になってからも年金制度の簡素化に向けていくつかの動きがありました。イギリスのように成熟した国でも年金制度の模索は続きそうです。
このレポートの関連カテゴリ
取締役
前田 俊之 (まえだ としゆき)
研究・専門分野
(2012年10月15日「保険・年金フォーカス」)
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年01月18日
韓国政府が手厚い子育て支援策を決めたが、出生率向上は今度も難しいか -
2021年01月18日
「ニッポンの結婚適齢期」男女の年齢・徹底解剖(5)―2018年婚姻届全件分析(再婚女性&総括編)― -
2021年01月15日
EUソルベンシーIIにおけるLTG措置等の適用状況とその影響(6)-EIOPAの2020年報告書の概要報告- -
2021年01月15日
新型コロナによる都道府県別の個人消費減少額を試算-緊急事態宣言の再発令でさらなる落ち込みは不可避 -
2021年01月14日
さくらレポート(2021年1月)~景気は持ち直しているが、先行きに慎重
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2020年10月15日
News Release
-
2020年07月09日
News Release
-
2020年06月25日
News Release
【欧米諸国の年金事情~隣の芝生は青いか~ 第3回=イギリス編=】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
欧米諸国の年金事情~隣の芝生は青いか~ 第3回=イギリス編=のレポート Topへ