- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 米FOMC:景気判断を下方修正も、追加緩和策は見送り
今回のFOMCでは、追加緩和策を見送り、年末までのツイストオペレーションとゼロ金利政策を2014年遅くまで維持するという現行緩和策の維持を決定した。ただ、声明文では景気認識を下方修正すると共に、今後の追加緩和策を示唆している。このため、市場では、9月FOMCでの追加緩和も有り得るとし緩和期待を持ち越している。4-6月期GDPが1.5%と発表されるなど低調な成長率の中では高水準にある失業率の改善は望めず、“雇用の最大化”を目標とするFRBにとって、追加緩和策の検討を必要とする状況が続いている。もっとも、市場の注目する「QE3」等の追加資産購入策については、景気が失速するなど緊急時の梃入れ手段として温存していくとのスタンスに変更が見られたわけではない。なお、「異例の低水準に据え置くことを正当化する期間の表現に反対し」、1委員が反対票を投じている。。
(2012年08月02日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
研究・専門分野
土肥原 晋のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2014/04/07 | 金融危機5周年、米経済に変革の兆し-シェールガス革命が復興の鍵に | 土肥原 晋 | 基礎研マンスリー |
2014/03/05 | 徐々に高まる成長ステージ、2015年本格回復を視野に | 土肥原 晋 | ニッセイ年金ストラテジー |
2014/02/25 | 金融危機5周年、米経済に変革の兆し-シェールガス革命が復興の鍵に | 土肥原 晋 | ニッセイ景況アンケート |
2014/02/21 | 寒波の影響色濃い米経済~金融政策はガイダンス変更に注目 | 土肥原 晋 | Weekly エコノミスト・レター |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年12月05日
「地域の実情」に応じた医療・介護体制はどこまで可能か(6)-重層事業が最も難しい?内在する制度の「矛盾」克服がカギ -
2024年12月05日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは2ポイント低下の11と予想、日銀の利上げ判断を補強するか -
2024年12月05日
年金の「第3号被保険者」廃止論を3つの視点で整理する(前編)- 制度の概要と不公平感 -
2024年12月04日
日本の木造中古戸建て住宅価格の中央値は1,600万円(2023年)~アメリカは39万ドル余で日本の3倍以上だが、経年減価が米国並みになり為替も購買力平価に収斂すれば同程度に~ -
2024年12月04日
中国の社会保障財政(2023年)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【米FOMC:景気判断を下方修正も、追加緩和策は見送り】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
米FOMC:景気判断を下方修正も、追加緩和策は見送りのレポート Topへ