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- 資金循環に見る米経済の実態
2011年10月21日
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<米国経済の概況>
- 金融市場混乱の影響を受け、一時はリセッション入り間近とも見られた米景気であるが、雇用統計をはじめ、9月経済指標は概ね回復の動きを見せている。このため、7-9月期GDPは、個人消費の持ち直し、設備投資の牽引等で年率2%台の市場予想となっており、また、相次ぐ政策テコ入れもあって、リセッションは一旦先送りの情勢となっている。
<資金循環に見る経済実態>
- 金融危機前後の資金循環は大きく変化し、家計や企業が負債減に転じる一方、連邦政府の負債増が顕著に。その後、企業部門の負債は増加に転じたものの、家計部門の負債減は持続。
- 家計全体ではバランスシート調整が進展するも、金融資産の回復に偏り、住宅ローンを抱える多くの家計では調整の遅れが懸念される。
- 連邦政府の負債は、伸び率が縮小するものの、増加基調が続く。依然、最大の資金不足部門として他部門の余剰資金を一手に吸収している。

(2011年10月21日「Weekly エコノミスト・レター」)
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土肥原 晋
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