- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 社会保障制度 >
- 年金制度 >
- どう救済すべきか
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
今年1月、配偶者が退職した際の第3号被保険者から第1号被保険者への切り替え漏れに対する救済策(いわゆる運用3号や不整合記録の問題)が大きな話題となった。
政局の混乱や犯人捜しはさておいたとしても、この問題に対する世論の反応は今後の年金改革に大きなインパクトを与える可能性がある。それは、旧社会保険庁のミスや怠慢が原因であっても、きちんと手続きせず納付しなかった人々に対して世論が厳格であることが明らかになったためだ。
今後の年金制度では、いわゆる消えた年金の救済や最低保障年金などの無年金・低年金対策が1つの課題となっている。今回の問題と同様に、未納や未加入を原因とする無年金者や低年金者の救済に世論が厳格であれば、無年金・低年金対策は将来の予防策にはなっても、現下の対策とはなりえない。
今回の救済策の修正において世論がどのように形成され、最終的にどのようにまとまるか、今後の展開が注目される。
(2011年05月02日「ニッセイ年金ストラテジー」)
このレポートの関連カテゴリ
新着記事
-
2025年05月09日
ESGからサステナビリティへ~ESGは目的達成のための手段である~ -
2025年05月09日
減速に拍車がかかる米労働市場-足元は堅調維持もトランプ政権の高関税政策が継続する場合に大幅な減速は不可避 -
2025年05月09日
東京オフィス市場は賃料上昇率が拡大。J-REIT市場は需給改善で反発-不動産クォータリー・レビュー2025年第1四半期 -
2025年05月09日
なぜ韓国の政治家は“悲劇”を恐れず、最高権力を目指すのか? -
2025年05月09日
Investors Trading Trends in Japanese Stock Market:An Analysis for April 2025
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【どう救済すべきか】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
どう救済すべきかのレポート Topへ