- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 日本経済 >
- 2010・2011年度経済見通し~10年4-6月期GDP2次速報後改定
2010年09月13日
- 2010年4-6月期のGDP2次速報は、設備投資、民間在庫の上方修正などから、実質GDP成長率は1次速報の前期比0.1%(年率0.4%)から前期比0.4%(年率1.5%)へと上方修正された。
- GDP2次速報の結果を受けて、8月に発表した経済見通しの改定を行った。実質GDP成長率は2010年度が2.3%、2011年度が2.0%と予想する(前回見通しは2010年度が2.0%、2011年度が2.1%)。2010年4-6月期の実績値が上方修正されたことを受けて、2010年度の成長率を前回から0.3%上方修正した。
- 2010年7-9月期以降は、駆け込み需要とその反動減が成長率を大きく左右することになるため、しばらくは景気の基調判断が難しい状況が続くだろう。7-9月期はエコカー補助制度終了、たばこ値上げ前の駆け込み需要によって個人消費が大きく押し上げられるため、前期比年率3%近い成長となることが予想される。しかし、10-12月期にはその反動から個人消費が大きく落ち込み、小幅ながらマイナス成長となろう。
- 2011年に入ると米国を中心とした海外経済の持ち直し、円高の修正などから輸出の再加速が見込まれるため、成長率は年率2%台へと高まるだろう。
(2010年09月13日「Weekly エコノミスト・レター」)
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1836
経歴
- ・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職
・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員
斎藤 太郎のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2024/09/09 | 2024・2025年度経済見通し-24年4-6月期GDP2次速報後改定 | 斎藤 太郎 | Weekly エコノミスト・レター |
2024/09/02 | 法人企業統計24年4-6月期-経常利益(季節調整値)は製造業、非製造業ともに過去最高を更新 | 斎藤 太郎 | 経済・金融フラッシュ |
2024/08/30 | 鉱工業生産24年7月-自動車の下振れなどから、7-9月期は小幅な増産にとどまる見込み | 斎藤 太郎 | 経済・金融フラッシュ |
2024/08/30 | 雇用関連統計24年7月-新規求人数が前年比で増加に転じたが、低迷は継続 | 斎藤 太郎 | 経済・金融フラッシュ |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年09月17日
タイの生命保険市場(2023年版) -
2024年09月17日
25年以上言われ続けている「若者の海外離れ」問題-若者の「海外旅行離れ」に関する私論的考察 -
2024年09月17日
ハロウィンジャンボの楽しみ2024-一攫千金のドキドキ感と100万円以上当せんのワクワク感の配分は? -
2024年09月17日
どうなる?中国の不動産市場~三中全会の改革要点からみる不動産市場回復策のねらい~ -
2024年09月17日
ロシアGDP(2024年4-6月期)-減速したものの前年比4%台の高成長
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【2010・2011年度経済見通し~10年4-6月期GDP2次速報後改定】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
2010・2011年度経済見通し~10年4-6月期GDP2次速報後改定のレポート Topへ