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- 米5月個人消費は前月比0.2%、貯蓄率は8ヵ月ぶりに4%台を回復
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■見出し
・5月個人所得は堅調持続も、個人消費は前月比0.2%に留まる:5月個人所得・支出統計の概要
・可処分所得が個人消費を下支えする構図が持続
・個人消費価格指数は、安定推移を持続
■introduction
5月の個人所得は同0.4%となり、前月(同0.5%)、市場予想(同0.5%)をやや下回ったものの堅調な伸びを保った。賃金所得が同0.5%(4月同0.5%)、事業者所得が同0.6%、配当収入が同2.8%と高かった一方、利息収入の減少が続いた。税支払いは同0.4%と4月の同▲0.4%から増加に転じ、可処分所得は前月比0.4%(4月同0.6%)と伸びを縮めた。
一方、個人消費は、前月比0.2%と4月(同0.0%)からやや伸びを高め、市場予想の同0.1%を上回った。5月小売売上高が前月比でマイナス(同▲1.2%、自動車除きでは同▲1.1%)となったものの、個人消費全体では伸び率を回復した形である。内訳では、耐久財が増加に転じ(4月同▲0.7%→0.8%)、サービス消費も同0.5%(4月同0.3%)と伸びを高めたが、非耐久財では同▲0.9%(4月同▲0.4%)とマイナスが続いた(図表1、特に断りのないものは名目ベース)。
5月は、個人消費が所得の伸びを下回ったこともあって、可処分所得でみた貯蓄率は4.0%(4月3.8%)と8ヵ月ぶりに4%台を回復した。なお、実質ベースの可処分所得は同0.5%(4月は同0.6%)、同個人消費は同0.3%(4月は同0.0%)だった。
(2010年06月29日「経済・金融フラッシュ」)
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土肥原 晋
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