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■見出し
1. 最悪期を脱した地価下落と景況感悪化
2. 不動産価格の大幅な下落
3. 不動産投資市場の現状と見通し
おわりに
■introduction
2008年9月のリーマンショック以降、不動産投資市況の悪化は予想を上回るものだった。特に、世界的な景気後退による実体経済の大幅な悪化1が、それまで比較的堅調に推移してきた賃貸不動産市況を急速に冷やした結果、収益が減少する一方でリスクプレミアムが上昇し、デット調達環境の一層の悪化も重なって、2年前までファンドブームに沸いていた不動産投資市場の様相は一変した。
最近は、不動産投資市場においても、ようやく悲観一色が若干和らいだ感がある。しかし、政府のデフレ宣言にみられるように、先行きの不透明感は拭えず、今後、市場が本格的に回復するかについては予断を許さない。以下、不動産投資市場の現状と今後の見通しについてみてみたい。
(2009年12月04日「不動産投資レポート」)
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