2009年12月04日

不動産投資市場の現状と見通し ~ 日本を迂回する海外マネーと市場均衡崩壊リスク ~

松村 徹

このレポートの関連カテゴリ

文字サイズ

■見出し

1. 最悪期を脱した地価下落と景況感悪化
2. 不動産価格の大幅な下落
3. 不動産投資市場の現状と見通し
おわりに

■introduction

2008年9月のリーマンショック以降、不動産投資市況の悪化は予想を上回るものだった。特に、世界的な景気後退による実体経済の大幅な悪化1が、それまで比較的堅調に推移してきた賃貸不動産市況を急速に冷やした結果、収益が減少する一方でリスクプレミアムが上昇し、デット調達環境の一層の悪化も重なって、2年前までファンドブームに沸いていた不動産投資市場の様相は一変した。
最近は、不動産投資市場においても、ようやく悲観一色が若干和らいだ感がある。しかし、政府のデフレ宣言にみられるように、先行きの不透明感は拭えず、今後、市場が本格的に回復するかについては予断を許さない。以下、不動産投資市場の現状と今後の見通しについてみてみたい。

(2009年12月04日「不動産投資レポート」)

このレポートの関連カテゴリ

Xでシェアする Facebookでシェアする

松村 徹

研究・専門分野

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

ピックアップ

レポート紹介

【不動産投資市場の現状と見通し ~ 日本を迂回する海外マネーと市場均衡崩壊リスク ~】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

不動産投資市場の現状と見通し ~ 日本を迂回する海外マネーと市場均衡崩壊リスク ~のレポート Topへ