- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 労働市場 >
- 雇用の非正規化が雇用調整に及ぼす影響
2009年02月25日
景気の急速な悪化を受けて、失業率の大幅上昇は不可避とみられるが、雇用の非正規化が進んでいるため、今回の雇用調整は従来よりも速いスピードで進む可能性が高い。
非正規雇用者の雇用調整が過去の正規雇用者と同様に行われると仮定すると、最悪のケースでは失業率が2010年に10%近くまで上昇する恐れがある。製造業の派遣禁止などが議論されているが、労働市場の規制強化は新たな失業者の増加を抑制する一方、新規雇用の可能性を奪うことにもつながりかねない。
再就職を支援するための職業訓練やミスマッチ解消の取り組みを強化するとともに、雇用保険などのセーフティーネットの拡充が求められる。
(2009年02月25日「基礎研マンスリー」)
03-3512-1836
経歴
- ・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職
・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員
斎藤 太郎のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2024/12/02 | 法人企業統計24年7-9月期-経常利益は7四半期ぶりに減少したが、設備投資は堅調を維持 | 斎藤 太郎 | 経済・金融フラッシュ |
2024/11/29 | 鉱工業生産24年10月-2ヵ月連続増産も、一進一退を抜け出せず | 斎藤 太郎 | 経済・金融フラッシュ |
2024/11/29 | 雇用関連統計24年10月-女性の雇用は正規化を伴いながら拡大が続く | 斎藤 太郎 | 経済・金融フラッシュ |
2024/11/25 | 「財源がない」は本当か~「103万円の壁」引き上げを巡って~ | 斎藤 太郎 | 研究員の眼 |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年12月03日
ユーロ圏失業率(2024年10月)-失業率は過去最低の6.3%で横ばい推移 -
2024年12月03日
AI事業者ガイドライン-総務省・経済産業省のガイドライン -
2024年12月03日
日米貿易交渉の課題-第一次トランプ政権時代の教訓 -
2024年12月03日
今週のレポート・コラムまとめ【11/26-12/2発行分】 -
2024年12月02日
2025年度の年金額の見通しは1.9%増で、年金財政の健全化に貢献 (後編)-2025年度の見通しと注目点
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【雇用の非正規化が雇用調整に及ぼす影響】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
雇用の非正規化が雇用調整に及ぼす影響のレポート Topへ