- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 年金 >
- 年金資産運用 >
- 公的年金運用の目標は何か
公的年金運用の目標は何か
このレポートの関連カテゴリ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
7月初旬に、5年ぶりにマイナスとなった年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2007年度の運用実績が公表され、「赤字5兆円」の見出しがテレビや新聞を賑わせた。
GPIF は厚生労働大臣が定める中期目標に従って運営されている。現在の中期目標は、「名目賃金上昇率+1.1%」の財政再計算上の予定利回りである。過去5年の運用利回りは平均4.03%と、目標の0.96%を大きく上回っており、2007年度の結果だけで、「公的年金でまた新たな問題」と報じるのはやや短絡的であろう。
とはいえ、運用目標を財政再計算の予定利回りとしていることには疑問もある。現行制度では、マクロ経済スライドによって運用成果と給付水準が連動する。リスクをとれば平均的にはリターンが高まり給付水準が上がる一方、損失が生じてモデル所得代替率50%という最低給付水準を確保できなくなる可能性も高まる。骨太の方針2008が指摘する「公的年金運用について国民の立場に立って幅広く検討」するのなら、給付水準の見通しを評価軸の1つに加えて、運用目標を議論するのも一案ではないか。
(2008年08月01日「ニッセイ年金ストラテジー」)
このレポートの関連カテゴリ
新着記事
-
2026年02月10日
今週のレポート・コラムまとめ【2/3-2/9発行分】 -
2026年02月09日
Investors Trading Trends in Japanese Stock Market:An Analysis for January 2026 -
2026年02月09日
投資部門別売買動向(26年1月)~海外投資家・個人ともに買い越し~ -
2026年02月09日
社会保障の原風景と新しい形-国民会議に求める役割と、社会保障と税の一体改革の行方 -
2026年02月09日
住宅への愛着がもたらす維持管理行動の促進-物語性を通じた住宅良質化の循環に向けて-
お知らせ
-
2025年12月16日
News Release
令和7年度 住宅ストック維持・向上促進事業「良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業」に関するシンポジウムの開催
-
2025年12月01日
News Release
-
2025年12月01日
News Release
【公的年金運用の目標は何か】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
公的年金運用の目標は何かのレポート Topへ









