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本稿では、世界経済を揺るがす問題にとなっている米国のサブプライムローン問題の現状と先行きを、日本のバブルとの比較で検討した。
両者の類似点としては、資産価格の上昇が起こった背景として、緩和的な金融政策が長期に続いたことがあり、その後、金融引き締めがきっかけとなって崩壊が起こったことが指摘できる。
一方、日本の場合には企業部門の果たした役割とその影響が大きかったが、米国の場合には家計部門の役割が大きく、その影響も大きく出る可能性が高い点が異なる。
日本は経常収支が大幅な黒字であったが、米国は大幅な赤字であるという違いが、為替レートの動きを通じて、物価や輸出に、日本のバブルとは大きな違いをもたらすと考えられる。
(2008年05月26日「基礎研マンスリー」)
篠原 哲
櫨(はじ) 浩一 (はじ こういち)
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