2007年06月25日

ソルベンシー・マージン基準の見直しについて

猪ノ口 勝徳

このレポートの関連カテゴリ

文字サイズ

■目次

1.はじめに
2.ソルベンシー・マージンとは何か
3.適切な責任準備金評価とは
4. おわりに

■introduction

4月3日に、金融庁から「ソルベンシー・マージン比率の算出基準等について」が公表された。これは、保険会社の健全性を示す保険金の支払余力(ソルベンシー・マージン)比率の算出基準見直しに向け、金融庁の有識者検討チームが提言をまとめたものである。内容を見ると、当面の課題としてリスク係数やマージンに算入される項目についての厳格化を提言するとともに、今後の方向として保険会社のソルベンシー評価は経済価値ベースの評価に向かうべきである、すなわち時価評価を取り入れるべきであるとの提言を行っており、興味深い。
そこで本稿では、ソルベンシー・マージンのそもそもの意味に立ち返りつつ、今回の提言内容の意義を考えてみたい。

Xでシェアする Facebookでシェアする

このレポートの関連カテゴリ

猪ノ口 勝徳

研究・専門分野

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【ソルベンシー・マージン基準の見直しについて】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

ソルベンシー・マージン基準の見直しについてのレポート Topへ