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- 最近の米国経済・金融動向 ~気掛かりなインフレリスクの再燃
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<米国経済の動き>
- 米国経済は概ね堅調な推移を続けている。10-12月期GDPは、貿易赤字の拡大が影響して3%台に低下したものの、内需は堅調であることを示したし、1月は弱めの経済指標が散見されるものの、景気持続を懸念するほどではない。このため、市場では、インフレリスクを気にし始めている。国際商品の値上がりは、中間財の物価では一部顕在化しており、今後は、最終財や消費者物価への波及が注視されることとなろう。
<米国金融市場の動き>
- FRBが利上げの開始を示唆し始めた昨年央の段階で、長期金利が将来の金利上昇を過度に織込み過ぎた分、実際に利上げが行われる過程で、高過ぎた長期金利水準に下方修正の動きがあっても、何ら不思議ではなかった。
- しかし、この1年間イールドカーブがフラット化を続けた結果、長短スプレッドは過去の平均的水準をも下回り始めている。したがって、今後とも暫く利上げ政策の継続が予想される中で、これ以上長期金利の下振れを正当化するのは困難であろう。
(2005年02月25日「Weekly エコノミスト・レター」)
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土肥原 晋
熊谷 潤一
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