- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 欧州経済 >
- 欧米経済・金融動向
2003年08月22日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
<米国経済の動き>
- 4-6月期の実質GDPは、前期比年率で2.4%に回復した。その後、7月以降の経済指標も順調な回復歩調を見せている。米国では、従前より、金利低下や減税効果を受けて、下半期の景気回復の見方が強かったが、7月の強めの指標の発表や、株価の急速な戻り等もあり、回復期待は一層高まっている。一方、回復の遅れている雇用状況の推移にも注目が集まっている。
<米国金融市場の動き>
- (1)当面予想されるFRBの金融政策と、(2)現在のMBSのデュレーション水準を考慮した場合、長期金利(10年国債)の落ち着きどころは現在の4.5%よりも低い水準にあるとの予想に変更はない。
<欧州経済の動き~高くはない早期回復期待の実現可能性~>
- 4~6月期のユーロ圏の主要国は揃ってマイナス成長となり、上期の景気停滞が統計的に裏付けられる一方で、下期の景気回復への期待は強まっている。しかし、ユーロ高の累積的効果で輸出、生産が抑制されること、雇用見通しの厳しさと社会保障制度改革が家計の消費態度慎重化の要因となるため、現実の回復テンポは期待を下回るであろう。
(2003年08月22日「Weekly エコノミスト・レター」)
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋

新着記事
-
2025年03月21日
東南アジア経済の見通し~景気は堅調維持、米通商政策が下振れリスクに -
2025年03月21日
勤務間インターバル制度は日本に定着するのか?~労働時間の適正化と「働きたい人が働ける環境」のバランスを考える~ -
2025年03月21日
医療DXの現状 -
2025年03月21日
英国雇用関連統計(25年2月)-給与(中央値)伸び率は5.0%まで低下 -
2025年03月21日
宇宙天気現象に関するリスク-太陽フレアなどのピークに入っている今日この頃
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【欧米経済・金融動向】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
欧米経済・金融動向のレポート Topへ