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- 金融・為替市場の動き/予想を超えた上昇を続けるユーロ
2003年06月06日
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<日銀ウォッチ>
- 日銀は、りそな問題への予防的対応として2カ月連続で、当座預金残高目標を引き上げた。しかし、この予防的対応に対して審議委員の中からも疑問の声が出ている。
- 市場が注目していた、資産担保証券の具体的な買取り基準、国債買入れ上限問題の2つの課題が先送りされている。足元ベースマネーの減少が著しく、国債買入問題決着に残された時間は少ない。
<金融・為替市場>
- 米政策効果を期待した株高の進行で金利低下が一服する可能性もあるが、世界的なディスインフレ・デフレ下では長期金利が低水準での推移を続けることに変化はないだろう。
- 目先こそ米政策効果への期待がドルの追い風となるものの、持続的なドル高は必ずしも米国の国益にはならないといった点を市場が認識するにつれてドル高も一服しよう。
<トピックス:予想を超えた上昇を続けるユーロ>
- ユーロは先月には一時、対ドル・対円とも最高値を更新する水準まで上昇した。年初時点でこれほどまでのユーロ高を想定した市場関係者は、一体何人いたであろう。
- 昨年来のユーロ高要因に変化が見られない限り、ユーロが大幅に売られる可能性は低いものの、これ以上の上昇はユーロの過大評価につながると見ておくべきであろう。
(2003年06月06日「Weekly エコノミスト・レター」)
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熊谷 潤一

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