- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経営・ビジネス >
- 企業経営・産業政策 >
- 金融・為替市場の動き/産業再生機構の課題
2003年05月02日
<日銀ウォッチ>
- 日銀は4月30日の政策決定会合で、最安値を更新しつづける株価、アジア経済へのSARSの悪影響に対する対応として当座預金残高の目標値を17~22兆円から22~27兆円に引き上げ、産業再生機構に対する証書貸付債権を新たに適格担保として導入するなどの追加緩和策の実施を決定した。
- 早ければ5月の決定会合には、資産担保証券買い入れに何らかの方向性が示されよう。
<金融・為替市場>
- 国内債市場では、仮に北朝鮮の核問題や日本株安などに伴う日本売り的発想で一時的に金利が上昇しても、長期金利が持続的に水準を切り上げる可能性は少ないと思われる。
- 為替市場では、円売り材料が増えているものの、米国経済についても暫く慎重な見方が続くものと思われ、円ドルレートは方向感に欠ける推移を続けるであろう。
<トピックス:産業再生機構の課題>
- 16日発足した産業再生機構は、その枠組みがうまく機能すれば産業と金融の一体再生の取り組みが格段に前進する。
- ただし、適正な買取価格の形成や、個別企業の再生とともに、不況業種全体の再編を如何に行なえるかが大きな課題である。
(2003年05月02日「Weekly エコノミスト・レター」)
このレポートの関連カテゴリ
熊谷 潤一
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年09月24日
今週のレポート・コラムまとめ【9/17-9/20発行分】 -
2024年09月20日
英国金融政策(9月MPC公表)-今回は政策金利を据え置き -
2024年09月20日
消費者物価(全国24年8月)-既往の円安の影響で食料(生鮮食品を除く)の伸びが1年3ヵ月ぶりに拡大 -
2024年09月19日
米FOMC(24年9月)-政策金利▲0.5%引き下げを決定。20年以来となる利下げを開始 -
2024年09月19日
資金循環統計(24年4-6月期)~個人金融資産は前年比98兆円増の2212兆円と過去最高に、リスク性資産への投資が進む
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【金融・為替市場の動き/産業再生機構の課題】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
金融・為替市場の動き/産業再生機構の課題のレポート Topへ