- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 年金 >
- 年金資産運用 >
- 株式投資を増やすべきか、減らすべきか
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
最近、改訂された米国ペンシルバニア大学のジェレミー・シーゲル教授著の「長期の株式 (Stocks for the Long Run)」は、1802~2002年にわたる米国株式市場の統計データから、数多くの知見を引き出した名著である。その結論は、株式リスクプレミアムは過去の水準より低くなるが、長期投資には依然として株式が一番だというものである。
ついにNYダウは一時8,000ドル、日経平均株価は10,000円を割り込むという世界同時株安のこの時期に、「何と楽観的な」と思われるかもしれないが、同序文において、「リスク (Against the Gods)」の著者であるピーター・バーンスタインも、株価のピークで買っても20年間保有すれば、やはり株式は債券よりもリターンが高いという分析結果を印象的に取り上げている。
日経平均株価のピークは1989年の38,916円であるが、もう既に13年近く経過した。この間の長期債投資からのリターンは非常に高いものとなっている。それなら、過去の法則に従って、そろそろ株式への配分比率を引き上げるべきだろうか?あるいは、リスクが高まっているので引き下げるべきであろうか?
(2002年09月01日「ニッセイ年金ストラテジー」)
このレポートの関連カテゴリ
新着記事
-
2025年04月18日
ECB政策理事会-トランプ関税を受け6会合連続の利下げ決定 -
2025年04月18日
トランプ関税へのアプローチ-日EUの相違点・共通点 -
2025年04月18日
金融セクターにおけるリスクと脆弱性(欧州 2025春)-ESAの合同報告書より。地政学的リスクとサイバーリスクに重点。 -
2025年04月18日
トランプ関税発の円高は止まるか?~マーケット・カルテ5月号 -
2025年04月18日
「未定」が広がるのか、それとも見通しを示すのか?~関税政策と企業の開示姿勢~
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【株式投資を増やすべきか、減らすべきか】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
株式投資を増やすべきか、減らすべきかのレポート Topへ