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最近、改訂された米国ペンシルバニア大学のジェレミー・シーゲル教授著の「長期の株式 (Stocks for the Long Run)」は、1802~2002年にわたる米国株式市場の統計データから、数多くの知見を引き出した名著である。その結論は、株式リスクプレミアムは過去の水準より低くなるが、長期投資には依然として株式が一番だというものである。
ついにNYダウは一時8,000ドル、日経平均株価は10,000円を割り込むという世界同時株安のこの時期に、「何と楽観的な」と思われるかもしれないが、同序文において、「リスク (Against the Gods)」の著者であるピーター・バーンスタインも、株価のピークで買っても20年間保有すれば、やはり株式は債券よりもリターンが高いという分析結果を印象的に取り上げている。
日経平均株価のピークは1989年の38,916円であるが、もう既に13年近く経過した。この間の長期債投資からのリターンは非常に高いものとなっている。それなら、過去の法則に従って、そろそろ株式への配分比率を引き上げるべきだろうか?あるいは、リスクが高まっているので引き下げるべきであろうか?
(2002年09月01日「ニッセイ年金ストラテジー」)
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