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これまで日本には中古住宅の流通市場や賃貸住宅市場、賃貸オフィス市場はあっても、不動産投資市場というべき活発な投資的取引はほとんど存在しなかった。
しかし90年代後半の不良債権のバルクセールや不動産証券化などを契機に、企業の事業用不動産の流動化が進んでおり、本格的な不動産投資市場の形成も視野に入ってきた。
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松村 徹
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