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■目次
1. 確定したデジタル化スケジュール
2. 欧米のデジタル化先行に対応
3.求められる円滑移行に向けた環境整備
■introduction
放送のデジタル化に向けた動きが、この2~3年間で一気に本格化し、98 年秋には2000 年代前半までに各放送メディアでデジタル放送が導入されるスケジュールがほぼ確定した。
衛星放送では、既に96 年10 月からCS(通信衛星)によるデジタル放送が開始されており、98 年末には2事業者で120 万件を超える加入者を獲得している。アナログ放送が89 年から実施されているBS(放送衛星)放送でも、2000年打ち上げ予定の新衛星ではデジタル放送を導入することが97 年に決定され、98 年10 月には民放地上波系をはじめとする参入企業が発表された(図表2)。
さらに現在基幹的な放送メディアとして普及している地上波放送についても、三大都市圏は2003 年末まで、その他の地域は2006 年末までにデジタル放送を導入し、現行のアナログ放送は2010年頃を終了目安とする方針が98 年10月に発表されている。
(1999年02月25日「基礎研マンスリー」)
吉久 雄二
研究・専門分野
吉久 雄二のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
1999/02/25 | 本格デジタル化時代を迎える放送産業 | 吉久 雄二 | 基礎研マンスリー |
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