- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 年金 >
- 年金資産運用 >
- 資産運用の「舶来ブーム」
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
世は挙げて、外資系金融機関ブームである。なるほど、日本版ビッグバンを迎え、外資系の活躍による選択肢の拡大は、ユーザーの観点からも歓迎すべきであろう。
ただ、こと資産運用に関していえば、「外資系だから運用に優れている」との実証は困難であろう。米連銀の元副議長やノーベル賞経済学者を看板に掲げたファンドが、巨額の損失を出して世界を驚かせたのも、つい最近のことである。
外車といっても、スピードを競う車も、頑丈な車もあるが、その特徴を知らずに乗っていると、事故にあうリスクがある。一方、高性能国産車なら、何の問題もないかもしれない。
外資・本邦系を問わず、運用機関を選択する場合には、運用手法、リスク・リターン特性、さらにはコストに関する情報を正確に比較するしかない。たしかに、本邦系の従来の情報開示姿勢には反省すべき点もある。だからといって、単純な「舶来信仰」にも、危なっかしさがつきまとうのである。
(1998年11月01日「ニッセイ年金ストラテジー」)
このレポートの関連カテゴリ
新着記事
-
2025年07月04日
金融安定性に関するレポート(欧州)-EIOPAの定期報告書の公表 -
2025年07月04日
「持ち家か、賃貸か」。法的視点から「住まい」を考える(1)~持ち家を購入することは、「所有権」を得ること -
2025年07月04日
米雇用統計(25年6月)-非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったほか、失業率が上昇予想に反して低下 -
2025年07月03日
ユーロ圏失業率(2025年5月)-失業率はやや上昇したが、依然低位安定 -
2025年07月03日
IAIGsの指定の公表に関する最近の状況(14)-19の国・地域からの60社全てのIAIGsのグループ名が公開された-
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【資産運用の「舶来ブーム」】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
資産運用の「舶来ブーム」のレポート Topへ