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前3月決算から厚生年金基金の資産評価が時価基準になった。これに平仄を合わせるように、日本証券アナリスト協会でもパフォーマンス報告基準の策定作業が進んでいる。
パフォーマンス評価サービスを提供する会社も既に数社ある。その多くでは、リスク調整後のリターンが評価の基準として使われている。実は、こうした定量評価は、データを継続的に入手できる体制が整備されていれば、さほど難しくない。
しかし、この定量評価には問題がある。「実力と運とを区別するには、20年分の月次データが必要」という学者もいる。また、「過去の高いパフォーマンスが将来の成功を必ずしも約束しない」という調査も多い。
従って、表面的な数字だけを鵜呑みにしないで、定性評価も含む色々な分析を加えて、評価サービスを利用する必要があるだろう。格付機関の意見である格付けと同様、評価情報の意味を考えながら使いこなすことが重要なのである。
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