- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- ジェロントロジー(高齢社会総合研究) >
- 高齢化問題(全般) >
- 市場縮小に直面する大手住宅メーカー-求められる戸建住宅戦略の再構築
■目次
1. 修正を余儀なくされた規模拡大路線
2. 注文住宅中心の戸建市場
3. 大手住宅メーカーの戸建戦略
4. マーケティングの画一性と高い営業コスト
5. 求められる事業戦略の再構築
■introduction
大手住宅メーカーは、 バブルの前後を通じて一貫した右上がりの拡大路線を歩んできた。 この業績拡大を牽引してきたのが戸建住宅部門である。 アパート等の共同住宅部門が 92 年度をピークに減少に転じたことを背景に、 大手各社は戸建住宅部門へ重点的に経営資源をシフトし、 積極的な事業展開を図ってきた。 95 年度は阪神淡路大震災による復興特需、 96 年度には消費税引き上げにともなう駆け込み需要から戸建市場の需要が嵩上げされてきたことも好調を支える要因となった。
しかし、 97 年度において、 バブル後初めての大幅な受注減少に直面し、 従来の拡大路線から修正を余儀なくされている。 年度当初の予想では、 各社ともおしなべて増収増益の持続を見込んでいたが、 中間決算時点では一転して、 一桁台の減収ながら3割前後の大幅減益が必至との予想に転じている。 業績悪化の主因は、 業績拡大の牽引車であった戸建住宅の予想外の落ち込みにある。
(1998年02月25日「基礎研マンスリー」)
村社 通夫
研究・専門分野
村社 通夫のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
1998/09/25 | 情報化が加速する不動産流通行界の構造変化 | 村社 通夫 | 基礎研マンスリー |
1998/02/25 | 市場縮小に直面する大手住宅メーカー-求められる戸建住宅戦略の再構築 | 村社 通夫 | 基礎研マンスリー |
1997/07/25 | 工務店の再構成と業態革新 -進展する戸建住宅業界の構造変化- | 村社 通夫 | ニッセイ基礎研所報 |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年10月03日
暑さ指数(WBGT)と熱中症による搬送者数の関係 -
2024年10月03日
公的年金の制度見直しは一日にしてならず -
2024年10月03日
市場参加者の国債保有余力に関する論点 -
2024年10月03日
先行き不透明感が晴れない中国経済 -
2024年10月03日
市場構造の見直しと企業価値向上施策による株式市場の活性化
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【市場縮小に直面する大手住宅メーカー-求められる戸建住宅戦略の再構築】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
市場縮小に直面する大手住宅メーカー-求められる戸建住宅戦略の再構築のレポート Topへ