- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 年金会計基準見直しのインパクト
昨秋、国際会計基準の公開草案(米国の基準に類似した「発生給付費用方式」による費用・債務の計上を強制)が出された。一方、国内では、企業会計審議会の企業年金部会で、退職金・年金会計基準の大幅な見直し作業が進んでいる。
今回の改正は、金融ビッグバンの一環として、グローバル・スタンダードの観点から、連結決算と同時実施が検討されている。このようなディスクロージャーの充実は、投資家が合理的に判断するには不可欠であるが、反面、企業経営へのインパクトが大きいと予想される。
資本市場との関係では、特に「隠れ年金債務」があり、株主資本に対する退職金・年金負債の割合が大きいような企業の株価や、社債の格付けへの悪影響が懸念される。
年金の資産評価への時価主義導入に続いて、「債務問題」も新しい段階に入ったと言えよう。
(1997年04月01日「ニッセイ年金ストラテジー」)
このレポートの関連カテゴリ
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年10月23日
IMF世界経済見通し-ディスインフレは順調に進むが、下振れリスクも -
2024年10月23日
中国経済:24年7~9月期の評価-小幅減速にとどまるも内需悪化には歯止めがかからず、見かけよりも厳しい状況 -
2024年10月23日
円安再燃、1ドル160円に逆戻りするリスクは?~マーケット・カルテ11月号 -
2024年10月23日
大学卒女性の働き方別生涯賃金の推計(令和5年調査より)-正社員で2人出産・育休・時短で2億円超、男性並で3億円超 -
2024年10月23日
目玉焼きは英語でサニーサイドアップ、とは限らない-意図や習慣を踏まえた訳語の選択-
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【年金会計基準見直しのインパクト】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
年金会計基準見直しのインパクトのレポート Topへ