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最近、欧米の株価が史上最高値圏にある中、わが国の株価が低迷しているからでもないが、海外から「日本の年金基金が海外投資に消極的なのは不思議」に見られているようだ。
為替リスクを伴うために、海外投資の割合は低く抑えられていた面もあるが、世界の主要な株式・債券市場での相対規模(G5から日本を除くと70%)は言うに及ばず、運用規制の上限(30%)をはるかに下回っている。
しかし、将来の年金支払準備のために運用する観点に立てば、国際分散は選択肢の1つであろう。グローバル投資は、自国の投資対象と相関の低い、他国の投資対象をポートフォリオに加えることにより、同一リスクでも、より高いリターンを獲得する可能性を追求するものだからである。
米国の年金基金は、エリサ法の精神(分散原則)を実行して国際分散投資に踏み切り、運用効率を向上させてきた。過去の実績が将来を保証するわけではないが、わが国でもグローバル投資に真剣に取り組むべき時ではなかろうか。
(1996年11月01日「ニッセイ年金ストラテジー」)
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