- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 年金 >
- 年金資産運用 >
- 求められるブルーデント運用
プルーデント・マン・ルールが米国で普及したのは、大恐慌の頃、最も安全と考えられていた国債が暴落し、リーガル・リスト法(運用対象や割合を明記)による規制の限界が露呈したことが契機である。
そして、かつて年金資産の株式投資を是認する歴史的な判決を勝ち取ったハーバード大学年金基金では「分散投資による安定的な収益確保」を基本理念として、米国株36%、米国債13%に対し、外国株15%、エマージング株9%、外国債5%の他、ベンチャー株15%、商品3%(96年6月末)など幅広く、先端的な資産配分を行っている。
翻って、わが国では、一般に安全性資産の50%以上の組入れ規制が適用されている。しかし、「国債が安全、株式が危険」という過去の経験則がいつも当てはまる保証はない。米国でリーガル・リスト法が撤廃されプルーデント・マン・ルール(受託者責任)が導入された経緯を、教訓にしたいものだ。
このレポートの関連カテゴリ
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年05月17日
マレーシア経済:24年1-3月期の成長率は前年同期比+4.2%~堅調な個人消費と輸出の回復により成長加速 -
2024年05月17日
韓国政府と医療界が医学部の入学定員増案で対立、医療空白が長期化-日本の事例を参考に事態の解決を- -
2024年05月17日
2024・2025年度経済見通し(24年5月) -
2024年05月17日
米住宅着工・許可件数(24年4月)-着工件数は前月から増加も市場予想を下回る -
2024年05月17日
女性の「定年」への意識~「中高年女性会社員の管理職志向とキャリア意識等に関する調査~『一般職』に焦点をあてて~」より(7)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【求められるブルーデント運用】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
求められるブルーデント運用のレポート Topへ