- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- オーストラリアにおける金融自由化の影響
■見出し
1.はじめに
2.自由化の目的
3.自由化の影響
4.外銀の現状
5.国内銀行の現状
6.外国為替
7.まとめ
■はじめに
1980年代はオーストラリアの銀行制度に最も大きな変化があった時代であった。この変化の流れは、1979年フレーザー自由党政権下、オーストラリアの金融制度のあり方を調査したキャンベル委員会に始まった。そして、1983年にホーク労働党政府が選出された後、キャンベル委員会答申が再検討され(マーチンレポート)、本格的な金融自由化、すなわち、制度改革が実行に移された。1980年代の金融制度改革と同意語となった金融自由化(自由化)は、主に、次の4つの点の改革を目指していた。
(1) 借入・貸出金利規制
(2) 豪ドルの変動相場制への移行、及び、外国為替取引の自由化
(3) 外銀16行に対する銀行ライセンスの新規付与
(4) 準備銀行による銀行の貸出規制の緩和
ここでは、これらの4つの改革により、既存のオーストラリアの銀行(国内銀行)がどう変化し、また、新規参入外銀(外銀)が金融システムにどう影響していったのかという点に焦点を置き、考えてみたい。
このレポートの関連カテゴリ
Bruce Robertson(訳:増田 公彦)
研究・専門分野
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年01月28日
フィリピンGDP(10-12月期)-前年同期比8.3%減 4期連続のマイナス成長、内需回復に遅れ -
2021年01月28日
米FOMC(21年1月)-予想通り、実質ゼロ金利、量的緩和政策を維持 -
2021年01月28日
2021年度の年金額は、現役賃金と同様に0.1%の減額 (後編)-新型コロナ禍の影響は2022年度から3年分割で出現 -
2021年01月28日
新型コロナ「特措法改正案」何が変わるのか-重点措置と過料の導入、財政支援の明記 -
2021年01月27日
新型コロナウイルスと各国経済-英国の変異種による感染拡大と経済活動状況
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2021年01月21日
News Release
-
2020年10月15日
News Release
-
2020年07月09日
News Release
【オーストラリアにおける金融自由化の影響】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
オーストラリアにおける金融自由化の影響のレポート Topへ