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<概況>
米国経済は、'90年4-6月期の実質GNP成長率が、1-3月期に引き続いて弱い数字であったため、景気減速感がやや強まっている。GNPを需要項目別に見ると、主要な項目は軒並み減少した。ただし、生産、設備稼働率は比較的堅調である。一方、物価については、エネルギー・食品除きのコア・インフレが高止まっており、楽観できる状態ではない。
日本経済は、引き続き順調に推移している。景気動向指数も好調さを示しており、消費関連指標も前年比で大きく伸びている。設備投資計画についても、経企庁・法人企業動向調査(6月実施)によれば、堅調であると予想される。なお、労働需給は一層逼迫の度合いを強めており、サービス価格を中心に、消費者物価の動向には注目を要しよう。
ところで、経済を取り巻く国際情勢については、イラク軍のクウェート侵攻という不測の事態が生じている。これが石油価格の高騰を招いており、各国経済に甚大な打撃を与える可能性が大きい。
(1990年09月01日「調査月報」)
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