- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済の動き
1990年09月01日
経済の動き
<概況>
米国経済は、'90年4-6月期の実質GNP成長率が、1-3月期に引き続いて弱い数字であったため、景気減速感がやや強まっている。GNPを需要項目別に見ると、主要な項目は軒並み減少した。ただし、生産、設備稼働率は比較的堅調である。一方、物価については、エネルギー・食品除きのコア・インフレが高止まっており、楽観できる状態ではない。
日本経済は、引き続き順調に推移している。景気動向指数も好調さを示しており、消費関連指標も前年比で大きく伸びている。設備投資計画についても、経企庁・法人企業動向調査(6月実施)によれば、堅調であると予想される。なお、労働需給は一層逼迫の度合いを強めており、サービス価格を中心に、消費者物価の動向には注目を要しよう。
ところで、経済を取り巻く国際情勢については、イラク軍のクウェート侵攻という不測の事態が生じている。これが石油価格の高騰を招いており、各国経済に甚大な打撃を与える可能性が大きい。
このレポートの関連カテゴリ
ソーシャルメディア
レポート
-
研究領域
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
【経済の動き】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
経済の動きのレポート Topへ