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1988年08月01日
<概況>
米国経済は順調に推移している。
ただ、6月の失業率が5月に比べ0.3%改善し5.3%となったことにより、市場では再びインフレ懸念が台頭してきている。
一方、国内景気は今までの急拡大から次第に巡航速度へ移ってきている。
生産にやや一服感があるものの、勤労者世帯の消費が堅調、企業の設備投資意欲も旺盛であることから今後とも景気の持続的拡大が見込まれる。
こうした状況下において、5月の失業率が2.5%と4月に比べさらに低下するなど、雇用情勢は着実に改善している。
ただ最近輸入物価が上昇の兆しを見せており、国内物価に与える影響が懸念される。
(1988年08月01日「調査月報」)
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