- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 年金 >
- 個人年金 >
- 将来を見据えた備えとしての年金
内閣改造で登用した閣僚の政治資金問題と、消費税率引上げによる景気後退から生じた支持率の低下を打開するために、衆議院の解散・総選挙が行われた。長期政権への地盤固めに向けた布石とも見られる。消費税率の引上げを延期したのは初めてのことであったが、その是非は総選挙での議論の対象にはならなかった。
総選挙での主な論点は、アベノミクスの成否や統一地方選挙を意識した地方創生に関する取組み等漠然としたものばかりであり、介護や年金を含む社会保障費用の増加に伴う政府財政の悪化については、ほとんど取上げられることがなかった。直前に、ムーディーズが日本国債をAa3からA1へと格下げしたにも関わらずである。選挙民に痛みを強いる改革については、直接の票に結びつかないため、各候補者から議論することさえ忌避されたのである。
しかし、高齢化・人口減少が進む日本の社会において、国民が自分のこととして考えるべきことは、今後どのように生活を維持して行くかということである。国や他人任せにせず、自らが真剣に生活への備えを考えるべきなのではなかろうか。痛みから目を逸らしても、明るい未来が自然にやって来ることはない。
このレポートの関連カテゴリ
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年01月15日
EUソルベンシーIIにおけるLTG措置等の適用状況とその影響(6)-EIOPAの2020年報告書の概要報告- -
2021年01月15日
新型コロナによる都道府県別の個人消費減少額を試算-緊急事態宣言の再発令でさらなる落ち込みは不可避 -
2021年01月14日
さくらレポート(2021年1月)~景気は持ち直しているが、先行きに慎重 -
2021年01月14日
企業物価指数(2020年12月)―前年比でマイナス幅は徐々に縮小へ -
2021年01月13日
ポストコロナの韓国版ニューディールは成功するか?
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2020年10月15日
News Release
-
2020年07月09日
News Release
-
2020年06月25日
News Release
【将来を見据えた備えとしての年金】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
将来を見据えた備えとしての年金のレポート Topへ