- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 年金 >
- 個人年金 >
- 将来を見据えた備えとしての年金
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
内閣改造で登用した閣僚の政治資金問題と、消費税率引上げによる景気後退から生じた支持率の低下を打開するために、衆議院の解散・総選挙が行われた。長期政権への地盤固めに向けた布石とも見られる。消費税率の引上げを延期したのは初めてのことであったが、その是非は総選挙での議論の対象にはならなかった。
総選挙での主な論点は、アベノミクスの成否や統一地方選挙を意識した地方創生に関する取組み等漠然としたものばかりであり、介護や年金を含む社会保障費用の増加に伴う政府財政の悪化については、ほとんど取上げられることがなかった。直前に、ムーディーズが日本国債をAa3からA1へと格下げしたにも関わらずである。選挙民に痛みを強いる改革については、直接の票に結びつかないため、各候補者から議論することさえ忌避されたのである。
しかし、高齢化・人口減少が進む日本の社会において、国民が自分のこととして考えるべきことは、今後どのように生活を維持して行くかということである。国や他人任せにせず、自らが真剣に生活への備えを考えるべきなのではなかろうか。痛みから目を逸らしても、明るい未来が自然にやって来ることはない。
(2015年01月07日「ニッセイ年金ストラテジー」)
このレポートの関連カテゴリ
新着記事
-
2025年08月15日
マレーシア経済:25年4-6月期の成長率は前年同期比+4.4%~堅調な内需に支えられて横ばいの成長に -
2025年08月15日
グローバル株式市場動向(2025年7月)-米国と日欧の関税大枠合意により安心感が広がる -
2025年08月15日
生成AIを金融リスク分析の視点から読み解いてみる-なぜ人間によるファクトチェックが必要なのか -
2025年08月15日
QE速報:2025年4-6月期の実質GDPは前期比0.3%(年率1.0%)-トランプ関税下でも輸出が増加し、プラス成長を確保 -
2025年08月15日
地方で暮らすということ-都市と地方の消費構造の違い
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【将来を見据えた備えとしての年金】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
将来を見据えた備えとしての年金のレポート Topへ