2009年06月10日

『図解 20年後の日本-暮らしはどうなる?社会はどうなる?』の出版について

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■introduction

ニッセイ基礎研究所では、6月10日に「図解 20年後の日本 -暮らしはどうなる? 社会はどうなる?-」と題した書籍を日本経済新聞出版社より出版致しました。
一般的には、将来を見通そうとすると、ややもすると現在見えているトレンド線の延長線上に20年後を描き出す作業となりがちです。また、過去20年を振り返ってみると、必ずしもトレンドに沿った連続的な変化を遂げた事象ばかりでないことは明白です。特に、近年のITやバイオといった先端技術が関係する分野では不連続な技術革新が旧来の状況を一変させるような事象が観察できます。このような中で、トレンド延長型の予測をしてみてみても、当てはまらないケースが出てくることは想像に難くありません。
他方、20年後の日本を見通そうと考えたとき、シンクタンク・研究員としては、いい加減な予測をしたくないという思いがありますので、見通しが大胆であればあるほど公表するには勇気を必要とします。しかし、全般的に先が見えにくい社会環境下で、読者の皆さまが、将来のことを考える際に是非とも参考にして頂ければという思いで、各研究員が勇気を奮い起こし、不連続な変化の発生も念頭に置きつつ将来像を描きだしました。
ニッセイ基礎研究所は、人々の暮らしや社会にかかわる領域での研究に強みがあるものと自負しております。「日本の社会はどうなるのか」、「食料・環境はどうなるのか」、「企業と産業はどうなるのか」、「働く環境はどうなるのか」、「地域社会はどうなるのか」、「家計と暮らしはどうなるのか」、「医療・福祉・教育はどうなるのか」といった大括りの問いに対して、いくつかの観点から見通しを描きました。
読者の皆さまには、個々の項目についての見通しの集合体の中から、社会全体としての輪郭を読み取って頂き、ある種の未来像を頭の中に結んで頂くことができれば、無上の喜びです。

(2009年06月10日「その他レポート」)

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【『図解 20年後の日本-暮らしはどうなる?社会はどうなる?』の出版について】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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