- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 最近の米国経済・金融動向 ~雇用回復で高まる利上げ期待
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
<米国経済の動き>
- 米国では、雇用統計が、単月30万人超と市場予想を上回る雇用者数の増加を見せ、景気の先行きを明るくした。単月の統計だけで今後の動向を予想することはできないが、雇用が改善方向にあることを示す経済指標は多く、今後の回復歩調が期待されるところだ。
- 4/29発表予定の1-3月期GDPについても前期比年率で4%台後半の堅調推移が予想される。そうした中で、ガソリン価格の上昇とイラク情勢の混迷化が懸念材料となっている。イラクの戦闘拡大により米軍は増派に動いており、一層の混乱が生じれば、消費マインドにも影響し景気に影を投げかけることとなろう。
<米国金融市場の動き>
- 4/2に発表された3月分の雇用統計において、非農業部門就業者数が対前月30万人増加したことで、米国金融市場の雰囲気は一変した。
- 金利上昇リスクを回避すべく、過度に長期債を敬遠すると、債券運用の最も基本的な収益源である「利回り」が極端に下がってしまう。とりわけ、イールドカーブのフラット化が進むと仮定するのであれば、こうした状態は避けたいところだろう。
(2004年04月16日「Weekly エコノミスト・レター」)
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
熊谷 潤一
新着記事
-
2025年03月25日
ますます拡大する日本の死亡保障不足-「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査<速報版>」より- -
2025年03月25日
米国で広がる“出社義務化”の動きと日本企業の針路~人的資本経営の視点から~ -
2025年03月25日
産業クラスターを通じた脱炭素化-クラスターは温室効果ガス排出削減の潜在力を有している -
2025年03月25日
「大阪オフィス市場」の現況と見通し(2025年) -
2025年03月25日
ヘルスケアサービスのエビデンスに基づく「指針」公表
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【最近の米国経済・金融動向 ~雇用回復で高まる利上げ期待】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
最近の米国経済・金融動向 ~雇用回復で高まる利上げ期待のレポート Topへ