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信用リスク問題が顕在化している。国内では、マイカル社債や青木建設の転換社債のデフォルトが大きな関心を集めたが、米大手企業エンロンの破綻やアルゼンチンなど海外にも伏兵が潜んでいた。特に、エンロン債のデフォルトに伴い発生したMMF の元本割れは、個人投資家も含め金融市場に大きな衝撃を与えた。これまでわが国ではデフォルトの事例がほとんどなく、個人投資家などでは、低格付債券の信用リスクに対する意識も低かったようである。昨今、確定拠出年金の導入などに伴い、投資家教育の重要性が叫ばれているが、リスクについて再認識する必要があろう。
金融機関では、すでにBIS規制上、信用リスクは市場リスクと並び管理されているが、年金基金においても、リスク管理項目として一層重視していく必要がある。まずは、運用ガイドラインの見直しなどの対応策が急務だろう。
(2002年02月01日「ニッセイ年金ストラテジー」)
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