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変容する社債発行市場
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■目次
1.最近の社債発行状況
2.今後の見通し
■introduction
社債発行市場が様変わりしている。わが国企業の2000年の社債(普通社債・転換社債・ワラント債)発行額は8.6兆円で、ここ10年間の平均規模(約9兆円)並みであった(図表-1)。しかし、発行企業を業種別にみると、その構成が大きく変化していることがわかる。
普通銀行による社債発行解禁(1999年10月)もあって、近年、金融セクター(銀行・証券・保険・その他金融)の社債による資金調達額が大幅増となっている。一方、一般事業会社(除く電力・ガス)による発行額は大きく減少している。新規の設備投資案件が乏しい中、負債の圧縮など財務リストラを断行する企業の姿が窺える。こうしたことから、社債発行市場では、一般事業会社債の希少性が高まっている。
社債によって調達した資金の使途も大きく変化している(図表-2)。金融セクターを除く事業会社の資金使途をみると、過去10年間で、主役が、設備資金から、借入金返済や社債償還資金、運転資金などに大きくシフトしていることがわかる。低利借換えなどによる財務体質改善を目的としたものも多いが、そもそも最初に資金ニーズを発生させた投資プロジェクトは、安定的なキャッシュフローを産み出しているのだろうか。もしも、そうでなければ、投資コストが回収できず、将来の償還資金を手当てできなくなる恐れもある。
(2001年03月25日「基礎研マンスリー」)
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