- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 社会保障制度 >
- 年金制度 >
- イギリス版確定拠出年金の行方
今まさに、イギリスでも確定拠出年金が大きな話題を集めている。4月から導入される「ステークホルダー年金」と呼ばれるその新しい年金は、労働党ブレア政権の年金改革の目玉である。
職域年金にも国の所得比例年金にも入っていない自営業者や中小零細企業の従業員に、年金の恩恵を与えようとするもので、「安い手数料(ファンド残高の1%以下)で、個人年金に任意加入できる」というのが謳い文句である。国のお墨付きでスケールメリットもあるので、生保の個人年金より有利な商品が提供されるのだという。
投資オプションがある点では、米国の401(k)制度にも類似するが、自営業者も対象とする任意加入の個人年金の集団なので、今のところ、企業年金とはいえない。
しかし、一段の普及を梃子にして、オーストラリア型の強制加入企業年金(スーパーアニュエーション)への衣更えを狙っているようだ。
個人勘定の確定拠出年金の世界的な広がりを予感させる、重要な年金改革といえよう。
このレポートの関連カテゴリ
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年04月16日
ドイツの民間医療保険及び民間医療保険会社の状況(2)-2019年結果- -
2021年04月16日
「名古屋オフィス市場」の現況と見通し(2021年) -
2021年04月15日
さくらレポート(2021年4月)~多くの地域で持ち直しているとの認識が維持されるも、一部地域は景気判断を引き下げ -
2021年04月15日
国民負担率は過去最高-高齢化を背景に、今後もさらに上昇するか? -
2021年04月15日
民間銀行が発行する紙幣
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2021年04月12日
News Release
-
2021年04月02日
News Release
-
2021年01月21日
News Release
【イギリス版確定拠出年金の行方】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
イギリス版確定拠出年金の行方のレポート Topへ