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世は挙げて、外資系金融機関ブームである。なるほど、日本版ビッグバンを迎え、外資系の活躍による選択肢の拡大は、ユーザーの観点からも歓迎すべきであろう。
ただ、こと資産運用に関していえば、「外資系だから運用に優れている」との実証は困難であろう。米連銀の元副議長やノーベル賞経済学者を看板に掲げたファンドが、巨額の損失を出して世界を驚かせたのも、つい最近のことである。
外車といっても、スピードを競う車も、頑丈な車もあるが、その特徴を知らずに乗っていると、事故にあうリスクがある。一方、高性能国産車なら、何の問題もないかもしれない。
外資・本邦系を問わず、運用機関を選択する場合には、運用手法、リスク・リターン特性、さらにはコストに関する情報を正確に比較するしかない。たしかに、本邦系の従来の情報開示姿勢には反省すべき点もある。だからといって、単純な「舶来信仰」にも、危なっかしさがつきまとうのである。
(1998年11月01日「ニッセイ年金ストラテジー」)
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