- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- '90年度日本経済見通し
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
<要旨>
日本経済――予防的金融引き締めにより景気は一時鈍化するものの、再び上昇。いざなぎ景気に匹敵する景気拡大へ。
- 日本経済は、消費の伸びがやや鈍化したものの、設備投資を原動力とした内需の拡大により力強い成長を辿っている。ただ、物価は安定基調を持続しているものの、上昇圧力が高まっている。
- '90年度の日本の景気は、自律的拡大局面が持続し、設備投資・個人消費及び新たな要因としての外需を中心として堅調な推移が続こう。設備投資の生産能力化によるストック調整の発生の可能性は低いと見込まれる。しかし、物価上昇圧力が'90年度前半に顕在化するため金融引き締めが強化され、年度後半景気は踊り場を迎えよう。ただ、景気はやや鈍化するものの下降局面には至らず、いざなぎ景気に匹敵する景気拡大となろう。'90年度実質GNP成長率は4.5%('89年度見込み5.1%)と推定される。
- 貿易・経常収支をみると、'89年度は黒字幅が縮小するものの、'90年度には再び拡大が見込まれる。そのため、米国との貿易摩擦の一層の激化が予想される。
(1990年01月01日「調査月報」)
このレポートの関連カテゴリ
大竹 康喜/大山 博史
米納 嘉継/松本 信哉/平岡 博之
新着記事
-
2025年11月04日
今週のレポート・コラムまとめ【10/28-10/31発行分】 -
2025年10月31日
交流を広げるだけでは届かない-関係人口・二地域居住に求められる「心の安全・安心」と今後の道筋 -
2025年10月31日
ECB政策理事会-3会合連続となる全会一致の据え置き決定 -
2025年10月31日
2025年7-9月期の実質GDP~前期比▲0.7%(年率▲2.7%)を予測~ -
2025年10月31日
保険型投資商品の特徴を理解すること(欧州)-欧州保険協会の解説文書
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【'90年度日本経済見通し】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
'90年度日本経済見通しのレポート Topへ










